☆歌う国道(R257・愛知県豊田市)

 国道名所もいろいろありますが、このほど「歌う国道」がデビューしたということで早速ひとっ走り行って参りました。愛知県豊田市(旧稲武町)の山中を走る国道257号線の「トンネル」で、このトンネル内を車で走ると音楽が鳴るというものです。
 そのトンネルがこちら。場所はR257を北上し、R153交点を過ぎて2kmばかり行ったところです。

 一見何ということのないトンネルですが、路面に溝が彫り込んであり、上を通過するとタイヤとの摩擦で「どんぐりころころ」のメロディが流れるというものです。トンネル内のロードノイズというものは時に勘に障るものですが、ここではそれを逆手にとって音の高低を調節し、音楽としているわけです。この加工が施されているのは北向き(愛知→岐阜方向)だけですのでご注意を。
 ちなみになぜ「どんぐりころころ」かというと、この稲武はどんぐりが名産であるからのようで、近くのR153×R257の交差点付近には「どんぐりの里いなぶ」という道の駅もあります。


この溝とタイヤの摩擦で音が鳴る仕掛け。

 というわけで愛車で駆け抜けてみたわけですが……正直ほとんど聞こえません(笑)。気をつけて聞いているとまあわからなくもないという程度で、普通に走っていると気づかずに通過してしまいそうです。
 が、車を降りてトンネル入り口で他車の走行音を聞いていると……あ、なるほど聞こえてきました。外から聞く分には確かにそれらしく「どんぐりころころ」のメロディが聞こえます。録音もしてみたのですが、雑音だらけでまともに聞こえずいまいちでした。YouTubeにこのトンネルの様子が投稿されているので、雰囲気だけでも味わって下さい。

 こうした路面加工をした道は「メロディーロード」と名付けられ、全国各地に増えつつあります(こちら)。国道でもR257の他、和歌山県紀美野町のR370などに設置されているようです。このR257のものは音の反響を考えてかトンネル内に設置されていますが、露天だとどうなのか他と聞き比べてみたいところです。

こうした道を造る意図として、「時速50km/hで走ったときに最もきれいな音がするよう設計してあるので、速度抑制の効果がある」としているのですが……。まあ正直、速度抑制のためならオービスひとつ作る方が何倍か効果がありそうな気もします(笑)。
 話題作りとしては面白い試みですし、今後もメロディーロードは増えていくと予想されます。路面が摩耗して音質(?)が低下する前に、ご近所のメロディーロードを走りに行ってみてはいかがでしょうか。

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