について

 

 折り紙というのは、同じ作品であってもちょっと紙質や色を変えるだけで全く別物のように印象が変わることがあります。で、紙の選び方について。

 

  •  紙の種類

 実際のところ、トイレットペーパーから段ボールまでおよそ紙でさえあれば何でも折り紙の素材になりえます。中にはプラスチックや金属板、革、海苔なんかまで折る人もいます。といってもやはり扱いやすいのは適当な厚さと大きさの市販の折り紙用紙でしょう。文房具屋に行けば様々な種類の用紙が安く手に入ります。その他では障子紙、奉書紙などの和紙、ラッピングペーパー、画用紙などの厚手の洋紙類も使いようによって大きな効果を発揮します。

  •  折り紙用紙

 現在、市販されている折り紙用紙の種類は千種を超えるそうです。サイズとしては普通の作品なら15cmが手ごろでしょう。このサイズでは金属のような光沢を持つもの(ホイル紙)、両面カラー、グラデーション風に彩色されたものなど色、柄とも様々なものが市販されています。ただ最近のスーパーコンプレックスなどと呼ばれる複雑な作品はさらに大きな24cm、35cmといったサイズでないと折れないし、ずっと迫力も出ます。逆に数十枚を組み合わせて作るようなユニット作品なら5cmや7.5cmの紙の方が適当です。

 普通の折り紙用紙ではいろいろな色が30枚くらい束にされて売られていますが、単色のみのセットも手に入ります。僕の場合はこの単色をたくさん揃えて使っています。ユニット作品などで同じ色がたくさん欲しい場合でも、気に入った色が気兼ねなく使えますから。

  • 和紙

 和紙は普通の折り紙用紙の形でも売られているし、障子紙や奉書紙、様々な彩色和紙も専門店で手に入ります。少々高くつきますが、独特の風合いがあるし、丈夫でちぎれにくいという優れた特徴があります。連鶴と呼ばれる作品は和紙でないとうまくいきません。折り紙作家の中には産地にもこだわる方もいて、埼玉の小川和紙などが人気のようです。

  • ラッピングペーパー

 大きな文房具店、デパートの贈答品売り場などに行けば様々な色、柄のラッピングペーパーが売られています。これも高くつきますが、サイズが大きい(50×70cmくらい)ことと、美しい柄がついているということで使いようによっては大きな効果を発揮します。僕もいろいろ回って見ているうちにすっかりコレクターになってしまい、気づけば手持ちが100本を越えていました。珍しい紙を見るとつい買ってしまうんですが、消費するペースが追いつかないんですよね……。

  • 洋紙

 水彩画を描くような吸水性のよい厚手の紙もやりようによって折り紙に使えます。ウェットフォールディングといって、大きな紙を湿らせて柔らかくしながら折り進める手法です。紙が適度に伸び縮みし、乾くと独特のなめらかな質感を与えます。恐竜などの作品で効果的です。キャンソン・ミ・タントやレザックといった紙がよく用いられます。東急ハンズや銀座伊東屋などで入手可能です。

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