☆たまねぎ家族(韓国・現代営農組合法人)

 この「リバースDDT」では、みなさんからのまずいジュースの情報・レポートを募集しています。注意してほしいのですが、あくまで「情報・レポート」です。間違ってもまずいジュース自体を募集してはいません。

ところが最近このあたりを勘違いし、満面の笑みとともに、日常生活ではとんと見かけないような奇怪な汁を筆者の元に持ち込んでくる方が後を絶ちません。しつこいようですが、筆者が募集しているのは「情報・レポート」です。もう土下座してもいいですから、ほんとに自分で飲んで、自分でレポートして下さい。最初は面白がって飲んでましたが、最近ではかなりいっぱいいっぱいのところまで来ています。筆者は両親に感謝しなくてはいけないくらいに丈夫な胃腸の持ち主なのですが、それにも限界というものがあります。お互い大人ですから、そのあたりを踏まえて行動していただければなと思う次第です。

 

 と、そんな切なる願いも空しく、また新たな毒物が筆者の手元に届けられました。持ち込み主は瀬田勝氏。このコーナーに数々の毒物を紹介していただいている足立区きってのチャレンジャーですが、今回はよりによって今までで一番キツそうなやつを持ってきてくれました。ブツは「たまねぎ家族」。韓国産です。もうこの時点で逃げ出したい思いで一杯です。いっちゃあ何ですが、あの「メッコール」「モーニングライス」を生み出した民族が、たまねぎを素材にうまいジュースを作れる可能性は、どう考えても筆者がマイク・ベルナルドとケンカして勝つ確率以下です。実際、年末の忘年会で生ガキに当たって以来腹の調子が今一つであったこともあり、ずーっとほっておきっぱなしになっていました。

 で、ブツはこんな感じです。


 日本ではあまり見ないサイズの、185mlのペットボトルです。ご覧の通り、日本語で「たまねぎ家族」と表記されており、日本で売る気満々と見てよさそうです。成分を見ると、「玉ねぎ抽出物82.81%」。何でしょうこの小数点以下2桁は。82.86%ではいかんとでもいうのでしょうか。製造者の変な気合いをここに感じます。以下、高果糖という聞いたことのない糖が13.30%、果実濃縮液1.30%、クエン酸0.23%などなど。てことは結構甘いのかな、と思いつつ思いきってフタをオープン。

……オウッ!たまねぎの匂いがします。あたりまえだろ、と言われそうですが、ペットボトルから臭ってくるたまねぎの臭気というのがこんなに違和感があるものとは思いませんでした。では口に含んでみましょう。

…………ごふっ(吐汁)。圧倒的な不味さです。これは真剣に不味い。たまねぎの刺激によるものとは違う種類の涙が頬を濡らします。ドレッシングをかけたタマネギスライスの味に、ドロップのチープな甘さを混ぜ合わせたような無気味な味わいです。無理に三口飲みましたが、胸焼けがしてきました。この破壊力、歴代毒物の中でもトップ5にランクインするでしょう。凄い汁です。

 しかし韓国の食文化というものは素晴らしいものがあると思うんですが、なぜジュースだけがこうも日本人の口には合わないんでしょうか。一説には韓国には喫茶の風習がないからだ、ということですが、それにしても謎。彼らにとっては日本のジュースが激しく不味いものに感じるのでしょうか。いずれにせよ文化の溝というものは一朝一夕に埋められるものではないようです。うーむ。

 ちなみにこの瀬田氏、同時に「これおいも!?」というサツマイモジュースも持ってきてくれたんですが、こちらはその強烈な赤紫色を除けばまあ普通に飲めました。というか筆者の味覚がすでにタマネギによって破壊されていたのかもしれません。とにかく恐ろしいでした。

 

 判定:★★★★★★★★

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