☆モーニングライス(WOONGJIN FOODS)

またもや山形にて危険物発見。発見場所は道の駅とざわ。今回は紀行文ふうに書いてみましょうか。

山形県戸沢村は最上川の中流付近に位置する、豊かな水と緑に恵まれた風光明媚な山村である。この最上川が急に右に90度方向を変えるあたり、国道47号線沿いに突然妙な建物が見えてくる。何やら朱塗りの変な門に、やはり朱塗りのかなりでかい建物が建っている。なんだこりゃ?と立ち寄ってみるとこれが「道の駅とざわ・高麗館」なのであった。なんでも戸沢村では20年ほど前から日韓交流を進めており、その一環として建てられたのがこれらしい。まあそれはいいのだが、敷地内には「地すべり資料館」というよくわからない施設も併設されており、勢い余ってこいつまで韓国風の建物にされている。日韓交流はいいが、これでは韓国の人が怒り出さないかとちと心配にもなってくる。


地すべり資料館。謎に満ちている。

 館内を歩いているうち一枚のポスターが目に入った。韓国のアイドルらしい女性が何やらジュースらしいビンを手にしている。名前を見ると……「Morning Rice」!出たぁっ、これは絶対に毒だ!あの有名な麦コーラこと「メッコール」を生んだ国の「米」飲料である。これがまずくないはずがないではないか。店内を探すと、あったあったありました。早速購入、130円也。


問題の物件、モーニングライス。ピンボケなのは御容赦。

色は白に近いが、微妙に茶色がかっていて、いわば枯草色。日本の飲料にはありえない色合いである。ビンにはハングル文字に混じって日本語でも原材料表示があるので、輸入もされているらしい。原料を見ると玄米、糖類などの他「植物性クーリム」なるものが。クーリム。食ったことはないがきっと凄いものに違いない。てことで早速試飲、ぐび。

 ぐげ…………。口の中に張りつくような不気味な甘さ。まあよく言えばアルコールのない甘酒。しかしどっちかというと、昔障子を張る時に米から作った薄い糊、あれを飲むとこういう味なんではなかろうかという気がする。これは完飲はかなりつらい。気持ち悪い、とにかく気持ち悪いの一語に尽きる。気合で飲んではみたが、3分の1ほどで力尽きた。好みにもよるとは思うが、本格的に輸入されれば、メッコールと肩を並べて強力なコリアン2トップを形成するだけの実力はあると思われる。

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 しかしその後友人が韓国のみやげに買ってきてくれたジュースを飲んでみたら、別ブランドであるにも関わらず「モーニングライス」と同じような味がした。要するに韓国では、「オレンジジュース」「リンゴジュース」などと同じように、「米ジュース」が一つのジャンルを形成しているようなのである。うーむ、同じ米食文化圏でありながら何という違いか。アジアの隣人である韓国とはもちろん仲良くしたいと筆者は思っているが、これを飲むとあまりに強烈なギャップを感じざるを得ない。近くて遠い国・韓国を味覚の面から痛感させる凄い飲み物である。本当にワールドカップは大丈夫なのだろうか。たかがジュースでありながらえらく遠大な心配をさせられてしまう、底力のある一本であった。

 

 判定:★★★★★★★

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