☆連鶴(千羽鶴折形より)


(左上より九万里、釣舟、芙蓉、三が一、風車、青海波)

 おそらく一般に最もなじみの深い折り紙は折り鶴であろうと思われます。江戸時代中期、三重県は桑名の僧、魯縞庵義道は切り込みを入れた紙からつながった折り鶴を折り出すことを考え、様々な工夫を凝らした作品群を一冊の本として発表しました。寛政九年(1797)に出版された「千羽鶴折形」がそれです。ここには49種類の作品が収録され、それぞれに風雅な題名と狂歌が添えられています。今回はそのうち6種を示しました。

 ここでは単に切り込みを入れた紙から作るだけでなく様々なバリエーションが披露されており、中にはパズル的なものも少なくありません。おそらく数学的なセンスの大いにある人物だったのでしょう。最古の折り紙の本という資料的価値を越えた、現代に通用する面白みを持った本と言えるでしょう。この内容は折紙探偵団HPhttp://origami.gr.jp/でも紹介されていますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみて下さい。

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