☆うるおいのざくろ(サンガリア)
以前「カフェ・ガラナ」を報告していただいたYseさんからまたも新規報告。今度のブツは毒物業界の確信犯・サンガリアの製品です。ぬぬぬ、来やがったなと身構える筆者。
先日、かの毒物飲料界の雄、サンガリアのホームページに行った所、「うるおいのざくろ」という禍々しい物が誇らしげに写真付きで掲載されていました。以前、コンビニでバイトしていた時、ざくろの炭酸飲料(500mlペットボトル。正式名称、忘却)が入荷され、さっそく飲んでみると、その時の味覚がおかしかった(むしろそうであって欲しいのですが)ためか、「うす塩」の味しかせず、「まずい」こととは別の、何か「許せない味」を経験したという苦い記憶を思い出し、「ざくろにうまいものなし」という言葉が現在の私の脳裏をよぎりました。
それから少したったある日、100円ショップに立ち寄った際、私は「二缶で100円コーナー」にて「うるおいのざくろ」を発見してしまいました。私はさっそく捕獲し、若いあの日と決着を付けるべく、再び魔性の果実に挑戦しました。
結果は、「あま〜い」。波線(〜)で表現を強いられるほどにそれは甘ったるく、水あめのようで、「ああ、昔の人はこういうものをありがたがって飲んでいたんだろうなぁ(悪意なし)」という印象を受けました。
サンガリアのホームページでは、この「うるおいのざくろ」を一ケースプレゼントするという、凄い企画をやっていました。今はやっていないことを祈りましょう。さすがはサンガリア。「21世紀のサンガリアはますます面白くなります」というキャッチフレーズは伊達ではありません。本当にジュースメーカーなのでしょうか。
この方も実に文章が達者で、どうにもただ者とは思えません。文末で投げかけられた疑問が実に深い余韻を残します。これは飲むまでもなく5つ星ですね……と書こうと思っていたら、運悪く近所のディスカウントショップで発見してしまいました。1本78円。割安なような割高なような複雑な気分です。正規ルートでは売っていないんでしょうか。
では試飲。ごっくん。……甘いですね、はい。「あま〜い」に加え、筆者が飲んだ際には「なまぬる〜い」という状態だったので、衝撃力が倍加していた感があります。「ああ、昔の人はこういうものをありがたがって飲んでいたんだろうなぁ(悪意なし)」という一文が腑に落ちる、そういう味わいです。やや不自然な甘さで、一口ごとに体のどこかが侵されていっているような気がしてしまうのですが、単なる筆者の気の迷いでしょうか。
実は筆者、ざくろというものを食べたことがありません。しかし実際のざくろの味はああじゃないだろうということは胸を張って断言できます。侮りがたいです、サンガリアという会社は。ちなみにホームページの方では現在、「はちみつ香りゆず」という実に体言止めな名称のジュースのプレゼントを行なっている模様です。はちみつとゆずからはまずいジュースはできそうにありませんが、サンガリアのことだからやってくれるかもしれません。隊員一同、警戒を怠らないようにしたいものです。
判定:★★★★★