☆塩入り黒松&たまねぎドリンク
今回はたびぃさんからアジア系の毒物2点。
思わぬところで毒飲料の志士をお見かけしてしまいました。
早速ながら、私がこれまでの生涯でたった2つ飲み切ることが
できなかった汁を報告させて頂きます。
両方とも外人勢力なので恐縮ですが・・・。
このページをやっていて驚くのが意外に毒物愛好者の多いこと。この方もかなりの剛の者とお見受けしました。「汁」という表現に、何か秘められたスピリッツを感じとるのは筆者だけでしょうか。
------------ その1 -------------------
「塩入り黒松」。
台湾のコンビニなどで普通に入手可能と思われますが、
残念ながら国内での流通状況については不明です。
黒松というのは漢方薬味の台湾コーラとして一部のコミュニティで
高名ですが、それに食塩を添加した清涼飲料水です。
・・・この辺り、中華4000年の歴史なくしてはなかなか
成し得ない発想でしょう。
漢方薬でコーラというのがすでに途轍もない破壊力を秘めていそうですが、そこに塩が入ってはもはやある種のカタストロフといっても過言ではありませんね。それにしても「一部のコミュニティ」というのが気になるところです。毒物探索の地下組織でも存在しているのでしょうか。
味の方は、筆力がないので一言に留めますが・・・
スプライトにつぶ塩はみがきを溶かして下さい。
以上。
悪いことに現在筆者の手元につぶ塩はみがきがあります。スプライトも階下の自販機に売ってます。いや、やりませんよ、そんなこと。やらねえってのに。こらっ、期待に満ちた目で俺を見るんじゃない!
ちなみに、同行の台湾人は「うまいけれどこの会社の製品はまずい」
(本家「黒松」社製でなければダメ、ということらしい)だそうです。
・・・超親日国家台湾といえど、やはり文化の壁は厚いのでしょうか。
そういうものなんですねえ、文化というのは。日本のジュースだって彼らから見ればとんでもない毒物なのかもしれません。まあだからといって漢方薬コーラに塩を入れるこたあねえだろうという感じはしますが。
で、パート2。
------------ その2 -------------------
「たまねぎドリンク」
入手は今年5月頃。横浜中華街で数件、取り扱っていると思います。
おお、こちらは国内入手可能ですか(よいことか悪いことかは別として)。
これは危険です。
単に「おいしくない」だけのそこらの毒飲料とは格が違いますので、ご自身で人体実験をされるのであれば、体力・気力を十分に整えておかれることをお勧めします。
本体はオロナミンCをさらに小ぶりにしたガラス瓶程度にもかかわらず、毒汁仲間5人の総力を結集してもこの一本の小瓶を処理しきることができませんでした。
毒汁仲間。何でしょう。やはり秘密組織があるのでしょうか。地下の秘密基地で、目だけ出した三角頭巾の集団がまずいジュースを飲んで悶え苦しんでいる有り様などを想像してしまいます。しかしそうした秘密組織の力をもってしても処理が不可能だったとは、かなりの激汁であることをうかがわせます。で。
味は・・・
冷蔵庫に3ヶ月放置プレイした玉葱の絞り汁
です。アンコール。
冷蔵庫に3ヶ月放置プレイした玉葱の絞り汁
です。
このような臭気を放つ物質に「食品」の名を冠するのは如何なものか。
週間金曜日はアスパルテームを叩く前にまず「たまねぎドリンク」を糾弾すべきでしょう。
……凄い代物ですね。こういうものを発売する意図がすでにわかりません。
しかしこれは中華街に一度足を運ぶ必要がありそうですね。久々に何としても入手したくなりました。毒消し用のウーロン茶を多量に用意した上で、是非とも戦いを挑んでみたいと思います。情報ありがとうございました。