☆椎菌(野田食菌工業)

 雑文などでも書いている通り、筆者には音楽関係の友人が何人かいるのですが、その一人が今回登場のちづさんです。で、先日ライブに行った折り、ちづさんが満面の笑みと共に筆者に何やら持ってきてくれました。

「あ、さとうさん!こないだ変な飲み物見っけたんでさとうさんのために買っときましたよ!これ!」

「おいっ!飲み物自体を持ってくるな、自分で飲んでレポートを書いて送ってくれって以前あれほど言ったろーが!」

「ドンキで68円で売ってたんですよー。絶対さとうさんに飲んでもらおうと思って(^^)」

「人の話聞いてねえだろ!っていうか68円って何だよそのありえない値段は」

「すごく怪しいですよねー。どぞ、さとうさん」

「ったくしょうがねえな……」

というわけでその小ビンを受け取った瞬間、筆者は言い知れぬ衝撃を覚えました。


雑菌!?

 

 ……一瞬動揺しましたが、よく見たら「椎菌」でした。あーびっくりした。食品に付ける名前として、「雑菌」という言葉は「バイ菌」や「細菌」よりはるかにインパクトがあるのではないでしょうか(「菌」だけでも相当イヤですが)。まあこの字はもともと「きのこ」という意味ですからおそらくこれは「シイタケ」の意味なんでしょうが、だったら普通に「椎茸」と書いてほしいもんだという恨みは残ります。

 ま、ここまできたら飲まないわけにもいかないのでフタをオープン。とたんに友人が寄ってきます。

「あ、貸して貸して。(くんくん)うーん……嗅いだことないにおい……」

「(くんくん)……何これ……(死ぬほど微妙な表情)」

「(くんくん)とりあえず飲み物の臭いじゃないよね」

「(くんくん)うわっ臭っ。はいさとうさん」

「お前ら嗅ぐだけじゃなく飲め!」

4人の手に渡ったのに一滴も減っていないというのは一体何でしょうか。特に最後の「うわっ臭っ。はいさとうさん」という流れには、数々の修羅場をくぐってきた筆者も軽く人間不信に陥ってしまいました。まいーや、飲みゃいいんだろ飲みゃ。ごっくん。

……甘い。いつぞやのシジミエキス同様、こいつも甘く仕立ててあります。シイタケのイメージはほとんどありません。まあ死ぬほどマズいというほどでもなく、「初めて飲んだ時のリポビタンD」くらいの印象でしょうか。まあ体にいいと言われれば飲めなくもない、とそういったレベルの味わいです。

ただ問題は、このドリンクが体によいとは一言も書いてないということですね。68円という価格設定からは、「体によい成分を抽出しよう」というポジティブな努力よりも「この汁何に使うかなあ。砂糖でも混ぜて飲み物にしてみっか」といった悪い意味でのリサイクル精神といったものが感じられなくもありません。

 ということでネットを検索してみると「シイタケ菌糸体培養抽出物には、β-グルカンや水溶性リグニンを始め、多くの有効成分が含まれていることがわかっており、健康保持への効果が期待されています。」という記述が発見されました。「期待」であって「実証」ではないのか、というのはうがった見方すぎるでしょうか。で、

椎菌ドリンク コンク(濃縮) 2,625円(税込)

という物件が販売されてもいるようです。恐怖ですね。まあ2625円もする品を5倍に薄めたものがわずか68円で手に入るわけですから、これはある意味大変お買い得ともいえるでしょう。健康マニアの方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。とりあえず筆者はもういいです。

 

 

 判定:★★★

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