☆直線国道(国道12号・北海道奈井江町)

 北海道の道路といえば、酪農地帯を一直線に駆け抜ける爽快な道路がイメージされます。日本の最長直線道路はやはり北海道にあり、国道12号の美唄市〜滝川市の間、29.2km区間がそれです。この直線区間のちょうど真ん中に「道の駅ハウスヤルビ奈井江」が建設されており、中間地点を示す巨大なモニュメントが建てられています。

中間地点を示す標柱。

 この沿線の街では町おこしとしてたいまつリレーやウォークラリーが行われるなど、直線道路は地元の活性化にも一役買っています。しかし歴史をたどればこの直線道路は明治時代に囚人の苛酷な労働によってわずか3ヶ月で建設されたものであり、途中で事故なども数多くあったようです。

 といってもこのR12は4車線の広い幹線道路であり、直線といってもやや印象が薄い感じはあります。その意味では例えば道東のR274・R334など、アップダウンをものともせずひたすらに突き進む道の方が「北海道らしさ」を感じさせてくれる気はします。ジェットコースターを思わせるような、地平線までのみごとな一直線路で、路肩を示す矢印標が単調な風景に不思議なリズム感を与えています。

鹿追町のR274。約15kmに渡って信号のない直線が続く。

 ちなみに世界最長の直線道路はオーストラリアにあり、こちらは約140kmもの間一直線が続くのだそうです。文字通りケタが違いますが、これはよほど気を入れて運転しないとさすがに眠くなりそうです。

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