☆日本最短県道はどこなのか?

 以前、日本で一番短い県道は広島県道204号安登停車場線であるという話を書きました。ウィキペディアなどでは延長が7mとなっていますが、最近立てられた看板によれば「10.5m」となっているそうです(こちらに紹介あり)。何と言っても日本一ということでわざわざこうしたものが立てられたのですが、どうもその地位を脅かす事態が発生しています。

 日本最短県道の座に挑戦してきたチャレンジャーは、長野県道162号上田停車場線です。ある日突然ウィキペディアに、「延長7m」との記述が書き込まれたのです。本当かと思って調べてみると、上田市のHPに「延長7.0m」との資料が存在していました。どうやら間違いはなさそうです。

 停車場線というのは、国道などの主要道路から鉄道の駅までを結ぶ県道です。しかしGoogleマップでは、駅前ロータリーが全て県道162号になっているようで、これだと延長7mという記述とは合いません。どういうことであるのか、筆者はさっそく現地に飛びました。上田駅のお城口側がその場所です。


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 行ってみたところ、駅前に交番を発見。しょうもない用事で職務をじゃますると悪いかと思ったんですが、ヒマそうだからまあいいかということで尋ねてみました。

「えーとすいません、この駅前ロータリーってのは長野県の管轄ですか?それとも上田市なのかJRなのか……」
「イベントか何かで使うんですか?申請する先がどこになるかってことですかね?」
「ええまあそんなようなもんで(ごにょごにょ)」
「ロータリーは上田市の管轄ですね。長野県じゃなく」
「あ、これは県道じゃないんですか?」
「法律上は上田市道みたいですね」

 てなことで、ロータリーは県道ではないことが確認されました。してみるとどこが県道なのか。考えられるのはただ一つ、ロータリーと手前の道(県道77号)の間、青い四角で囲った横断歩道部分が県道162号上田停車場線ではないか、ということです。境界を示す物件は何もありませんでしたが、歩測で計ってみたところ、だいたい7m分くらいあるようです。これが県道とみて間違いないのではないでしょうか。ちないに幅の方はその倍くらいあるようです(笑)。


上田駅前。真田家の家紋・六文銭をかたどったライトが輝いてました。

 しかし法律とはいえたったこれだけの部分を指定するとは律儀なことです。となると日本一はこちらということになり、安登駅前に立てられた看板の立場は全くないわけですが、まあそっとしておくべきでしょうか。

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