☆自動車通行不能のアーケード国道(R170・大阪府東大阪市)

 車で通行できない国道もいろいろありますが、こういう存在はちょっと珍しいでしょう。天下の国道がアーケード付きの歩行者天国と化している、東大阪市の瓢箪山駅前商店街です。

 国道170号は大阪の環状道路「外環(そとかん)」としておなじみですが、そのちょっと東側に細い旧道が走っており、非常に貧相な道でありながらなぜか国道指定が外されず残っています。

著しく国道感に欠ける街並み。

 この旧道を北上していくと、近鉄瓢箪山駅付近で車は通行止めになり、アーケードのついた思い切りただの商店街になってしまいます。天下の国道を一商店街の意志で通行止めにするとはなかなかいい度胸ではあります。

有無を言わせない通行止めっぷりに圧倒される。

 通行止めは8時から20時までで、中には20km/h制限の標識も立っていますから、車では絶対に入れないというわけではなさそうです。まあ別にこんなところを通らなくてもバイパスの外環を走れば用は足りますので、好き好んで走る人間はあまりいなさそうですが。

 ちなみにこうしてバイパスが開通すると旧道は府道あるいは市道へと格下げされるのが普通ですが、R170の場合はかなり昔に外環が開通したにも関わらずいまだに国道指定が外されていません。これに関して「Wikipedia」の国道170号の項目によれば、

 当道路の前身となる旧国道170号線については、現在の国道170号が制定され数年が経過した後も170号線名を保持し、通例となっている市町村移管による名称変更が行われて居ない。これに対する2004年5月時点における大阪府の見解は以下の3点。

 

* 大阪府道富田林泉佐野線等、複数の道路と重なっている為、旧170号の名称を変更する事により1本の道路にも関わらず複数の道路名称が出現する事になり、道路利用者にとって混乱の元となる可能性が有る。

* 地元市町村においては、現170号を「外環」、旧170号を「旧170号」という愛称で使い分けされている現状を踏まえるにおいて、法的手続きにより道路名称を変更しても利用者の実用上の差異は余り無いとの推測。

* 法律により道路名称を変更した場合、道路標示の更改・道路台帳の修正等において多大な費用と時間が必要になる。

 

ということだそうで、これはこれでひとつの見解であると思います。ちなみにR170は何度もルーティングが変更されるなど複雑な経過をたどった国道であり、国道者にとってはなかなか面白い存在の道路です。

 ※なお長崎市の浜市商店街も、R324として国道指定を受けているとのことです。いつか行ってみないと。

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