告知:「有機化学美術館」が書籍化されました!7月25日付日本経済新聞夕刊にて、書評に取り上げられました(選評・竹内薫氏)。
- 月刊「化学」誌にて書評に取り上げられました(2007年9月号、選評・山本行男京大教授)
- プレジデントFamily(2008年4月号)の特集「頭のいい子の本棚拝見」にて紹介されました。
- 「第3回科学ジャーナリスト賞」にノミネートされました!

先日来案内しておりました「有機化学美術館」、だいぶ時間がかかってしまいましたが、ようやく発売の運びとなりました。現在全国書店にて好評発売中です。
タイトル:「有機化学美術館へようこそ 〜分子の世界の造形とドラマ」
発売時期:2007年5月19日
価格:1580円(税込1659円)
サイズ:四六判(127×188mm)
ページ数:約240ページ、うちカラー口絵32ページ
出版社:技術評論社
ISBN:978-4774131146
というような感じになっております。Web版から内容を再編集して最新情報をかなり盛り込んだ他、書き下ろし項目もありますので、HPをずっとご覧になっている方も読んで損はないかと思います。また今回カラー口絵のページをたくさんいただき、気合いを入れてたくさん絵を描いたので、このへんも見どころの一つです。
肝心のコンテンツの方ですが、一部列挙しますと、
第1章
・ネーミングいろいろ
・炭素の多面体
・炭素のトライアングル
・亀の甲をつなげると
・ナノ世界の小人たち
第2章
・導電性高分子〜白川英樹博士の業績〜
・ノーベル化学賞・野依良治教授の業績
・結晶・この厄介なるもの
・タキソール 〜全合成のドラマ〜
・ペプチドホルモンの構造決定
・臭い化合物の話
……他
となっておりまして、今回はとりあえず正統的な有機化学の領分に絞っております。環境問題、医薬、タンパク質などの話題は入っていませんが、今回好評ならば続編として出るかも……というところです。
というわけで、書店で見かけたらとりあえず手に取っていただき、気に入ったらレジへ直行していただければと思います。ついでに友人などにも宣伝し、勢いで一人5冊くらいずつお買い上げいただければなおよろしいと思います。